海ごみから考える私たちの暮らしとプラスチック 第3回開催報告

第3回の概要

テ ー マ 脱使い捨て,脱プラスチックに向かう世界
・・・・・~フランスの「プラスチック製使い捨て容器・食器禁止法」の衝撃~
開催日時 2018年3月3日(土)13時30分から16時まで
会  場 京エコロジーセンター1F シアター(京都市伏見区)
参 加 者 42名(講師スタッフを含めて48名)
講  師 京都府立大学生命環境科学研究科教授 山川肇さん
・・・・・NPO法人地域環境デザイン研究所ecotone代表理事,
・・・・・(一社)祇園祭ごみゼロ大作戦理事長 太田航平さん
共  催 京都市ごみ減量推進会議
・・・・・パタゴニア日本支社

今回の講座の目的

3月3日,第3回「海ごみ問題から考える私たちの暮らしとプラスチック」講座が京エコロジーセンターで開催されました。冬の冷え込みが非常に厳しい時期に行われた前回(1月28日)とは打って変わって,今回は春の陽気に包まれ,穏やかな雰囲気で講座が進んでいきました。
はじめに主催団体紹介,開催趣旨の説明,講師紹介が行われたのち,前2回の講座の振り返りが行われました。

(前々回,前回の講座内容は,下記URLをご覧ください。
海ごみから考える私たちの暮らしとプラスチック
第1回 漂着ごみと川ごみから見たペットボトル ~各地の調査からみたリサイクルの限界~
・ 開催報告 https://kyoto-leaftea.net/informations/informations-1308/
◇第2回 海ごみ問題と私たちの暮らし~実態が明らかになってきた海ごみ問題~
 開催報告 https://kyoto-leaftea.net/informations/informations-1395/

京都府立大学生命環境科学研究科 山川肇教授からの報告

続いて,京都府立大学の山川教授から「使い捨てプラスチックの発生抑制に向けた世界の動き」という題でお話を頂きました。現在,海洋ごみの削減のため,特に使い捨てプラスチックの使用規制に向けた動きが世界的なうねりになっていることが紹介されました。山川教授からは,以下の項目で,世界,地域,それぞれの国でどのような施策が取られているのか報告されました。
1.使い捨てプラスチック削減に向けた国際的な動き
2.フランスの使い捨てプラスチック削減の取組み
3.韓国の一回用品使用規制の長年の取組み
4.レジ袋削減の国際動向
5.マイクロビーズの規制・使用抑制の動き
6.PETボトル削減の動き
7.おわりに

以降は,山川肇教授の講演要旨

使い捨てプラスチック削減に向けた国際的な動き
世界的な動きとして,国連のClean seasキャンペーンがあり,このなかで2022年までにマイクロプラスチックの発生につながる製品の使用禁止や使い捨てプラスチック大幅削減が提唱された。また2015年ドイツで開催されたG7・エルマウサミットにおいても,優先的に行うべき対策として海洋ごみ対策の実施が首脳宣言に盛り込まれた。
削減の取り組みに熱心な地域としてEUが挙げられる。EUは2018年末までのレジ袋有料化の導入か同等のレジ袋削減策を加盟各国に求めている。EUは様々な政策を通じて,2020年までに海岸ごみを30%削減するという目標も設定している。

フランスの使い捨てプラスチック削減の取組み
EUの中でも特にプラスチック削減に力をいれているのがフランス。2015年のパリ協定の採択を受けて制定されたエネルギー転換法の中で,使い捨てプラスチック製品削減を掲げている(同法75条)。その後も使い捨てプラスチック製品に関する使用禁止や販売禁止を求める法律を矢継ぎ早に制定している。

韓国の一回用品使用規制の長年の取組み
こういった動きはヨーロッパの先進国に限らず,アジアの隣国でも行われている。韓国ではプラスチック製に限らず,使い捨て製品を「一回用品」と名付け,使用抑制や禁止を定めている。対象は飲食店の食器や容器,ホテルや銭湯のアメニティグッズ,小売店のレジ袋,食品製造事業者の弁当等の容器,街頭での宣伝配布物,スポーツ施設の応援グッズにまで多岐に及んでいる。

レジ袋削減の国際動向
レジ袋に限れば,ヨーロッパだけでなく,アジアでも中国,香港,台湾にも使用禁止や無償配布禁止が広がり,10以上のアフリカ諸国や,アメリカ,カナダ,インドでもそれぞれ一部の州で制度として有料化が導入されている。いずれの国・地域でも,有料化や使用禁止などにより,高い削減効果が報告されている。
合わせて日本の現状も紹介したい。地域協定方式によるレジ袋有料化の広がりはあるが,全国的に見ればスーパーでも半数以上有料化している都道府県は回答のあったうちの4割程度,コンビニやドラッグストアではほとんど進展がない。

マイクロビーズの規制・使用抑制の動き
マイクロビーズの削減でも,近年韓国や台湾,カナダ,ヨーロッパ諸国でマイクロビーズを使用した化粧品,洗顔材の使用禁止を求める法律が制定されているが,カナダではマイクロビーズを「有害物質」として指定している。一方日本でのマイクロビーズ対策は,業界団体による自主規制にとどまっている。

PETボトル削減の動き
ペットボトルの削減では,海外にはペットボトル飲料水を公共調達の対象から外したり,会議やイベントでペットボトル飲料水の提供を禁止する自治体や官庁がある。背景には公共インフラとしての水道事業の維持があり,給水スポットを市内に整備し,市民のマイボトル利用を支援するなどの取組を進めている。

おわりに
まとめとして,海洋プラスチックごみ,地球温暖化,廃棄物・資源などの諸問題の深刻化の中,持続可能な社会におけるプラスチックのあり方を根本的に考え直すべき時に来ているのではないか。
プラスチックを有害物質として捉える動きがあること,海に流れ出たマイクロプラスチックを完全に取り除くことは不可能であるため,プラスチックの使用を最小化し,プラスチックを使う場合は,使わないと逆に健康リスクや環境負荷が高まるような場合のみ,生分解性でバイオマスを原料とするプラスチックを使用するなど,環境中に出るプラスチックの量を最小化する努力が必要である。

山川教授の資料はここからダウンロードできます。Umi_gomi_seminar3_yamakawa

NPО法人地域環境デザイン研究所ecotone代表理事 太田航平氏からの報告

次に地域環境デザイン研究所ecotone代表理事太田航平氏から,「リユース食器活用とその広がり~祇園祭での取組,フランスの視察から~」という題でお話を頂きました。太田氏は祭りやイベントで「リユース食器」を広める活動を推進し,その成果は,祇園祭ごみゼロ大作戦で結実し,大阪の天神祭にも広がっています。

以下太田航平さんの講演要旨

世界が脱プラに向かう中,何ができるか
世界は今大きく脱プラスチックに向かっている。2年後には東京でオリンピックがあるが,ロンドンではオリンピックを契機に脱プラスチックの取組が大きく進んだ。
使い捨てプラスチックが多く使われている社会で,「私たちに何ができるか」を考える必要がある。祭りやイベントにリユース食器を広める活動をしてきた。リユース食器もようやく認知されるようになったが,「洗い皿」と呼ばれた時期もあった。「洗う」という行為をネガティブにとらえる人もいる。このネガティブなイメージをどうすれば払拭できるか考えていた。

楽しいことの後の片づけこそ大事
祭りとは伝統行事。人と人の間(ま)を吊る(高める)が語源という説がある。地域の人が主人公。自分も私もこんなことができると参加し,一緒に作り上げていく。互いを知り合う。毎年同じことをやっていても,そこに成長がある。
そんな祭りやイベントの片づけが,じゃんけんで負けた者の役割になってはいけない。祭りやイベントで出るごみを調べると,6割から8割が容器包装だということがわかった。利便性や効率を求めてきた結果,使い捨て容器が氾濫する社会になった。楽しいことをした後の片付けこそ大事である。

ありがとうから生まれる豊かさ
そもそも「捨てる」という行為には「ありがとう」がない。返すことで「ありがとう」が生まれる。使い捨てじゃない社会の方が豊かさを感じる。
祇園祭には,もともと1,400ヵ所のごみ箱があった。それでもメインストリートはごみだらけになった。祇園祭ごみゼロ大作戦で設置したごみステーションは50ヵ所だが,散乱ごみは大幅に減った。ボランティアが街頭に立ち,リユース食器の返却だけでなく,きちんとしたごみの分別も呼びかけた。
「祇園祭のごみ」は神事から出るものではない。祭りに乗っかって商売している人たちがごみを多くしている。特にごみになりやすいものを売っている。私たちはごみまで買っている。売っている側は「とりあえずごみ箱を置いておけばなんとかなるだろう」という発想があったように思う。「ごみの山をかき分けると,一番底にチリトリが見つかる」といったジョークもあるように,ごみ箱を置きさえすれば解決するのではなく,ごみがごみを呼ぶのだ。

ごみまで買いたくない
こんなことはいつまでも続かない。「もったいない」だけでなく,ならばどうすればいいか。ごみまで買っているが買わざるを得ない。使い捨てではない容器を使ってほしい。簡単なことではないが,そのように感じた。
ドイツのバイエルン地方で行われているオクトーバーフェストの話を聞いた。日本の屋台とは違うが,まったくごみが出ていないらしい。環境NGОが長く働きかけ続けた。荷台に食器洗浄機を付けたトラックを貸し出す制度もある。こんな仕組みならリユース食器が使え,ごみを出さなくてよい祭りができるのではないかと思った。
ただしリユースの市場を作るにしても,市民の力には限りがある。最初はどこかの企業がやってくれればいいと思った。

誰が労力と費用を負担するのか
祇園祭の宵山には,50から60万人が来る。前述のように神事ではなく,その周囲の商行為から大量のごみが発生する。規模が大きいだけでなく祇園祭りには主催者がいないなど困難な要素が多い。ごみの処理は町内の人たちや露天商が行っている。ただし露天商から出るごみは全体の3割ほどで7割はコンビニやまちなかの店から出る。ごみの処理を地域の人たちにやってもらいたいが,彼らはごみを出していない。許可業者,露天商,美しい祇園祭りをつくる会などの市民団体,行政がごみの処理をしている。許可業者とは清掃事業者,ただし「ごみが増えて儲かった」ではこの先続かない。
リユース食器を露天商に使ってもらったところ,売上が増えたという声をよく聞いた。ただし祭りに来た人からは,どの店でリユース食器を使っているかわからない,という声もあった。

100年後でも続く仕組みが必要
リユース食器の取組はまだまだ基盤の弱いものだが,我々がやめたら元のごみだらけの祇園祭りに戻ってしまう。どうすれば100年後でも続く仕組みを作ることができるか考えている。
ごみを拾うだけでなく,拾い続けなくてよい仕組みを考える必要がある。誰が費用負担をするのかということも合わせて仕組みづくりを考えなければならない。
ちなみに天神祭りは祇園祭りの10倍の人が来る。とてもハードルが高かった。そのためエリアを限って取り組んだ。

ヨーロッパのリユースカップとの違い
ヨーロッパに行った時の話もしたい。ドイツのサッカースタジアムで使っている飲み物用のカップを見てほしい。これもリユース容器だが,ボランティアに頼るのではなく,経済的な仕組みでまわっている。結構高めのデポジット金が課せられているが,8割程度返ってこなくて持ち帰えられる。おみやげとして持ち帰られ,後にはデポジット金が残る。選手の顔など,その会場でしか入手できないデザインのカップが使われている。しかも返却を呼びかけるアナウンスもない。
エコトーンが貸し出しているリユース容器は,1個あたりのレンタル料は25円。この中には,食器を洗う費用も含まれている。様々な洗い方があるので洗うのはエコトーンが行っている。イベントや祭りで利用者が使った後,返してもらうことを前提にしている。目立ちやすく,持ち帰りたくないと思うデザインだが,デザイン性も大事だと思う。そこがヨーロッパの取組との違いかもしれない。ただし,ヨーロッパのスタジアムは,中はきれいでも,ひとたび外に出ると散乱ごみが多く閉口した。

以降,休憩をはさんで参加者からの質問を受ける時間をとった。

質疑応答

【質問】
日本では昔から葉で作られた食器など,食べられる容器が使われていたが,それを現代風にアレンジして使うのはどうか。
《山川教授からの答え》
元々食べたい量に,さらに食器を食べないといけないのは問題でもある。リユース食器と比べてのトータルの環境負荷を考える必要がある。
【質問】
なぜ,厚み50ミクロン以下のレジ袋を禁止する国があるのか。
《山川教授からの答え》
厚みは国によって違うが,一定の厚み以下の薄いレジ袋を禁止するのは,繰り返し使うことができないため。リユース可能かどうか厚みを基準に考えたようだ。厚みより価格を基準にした方が良いように思う。
【質問】
どういう材質の物であればリユースしやすいか。
《太田氏からの答え》
例えばマラソンで使う給水用のコップでも,トップランナーと市民ランナーでは仕様が違うように,使う場面ごとに違う。現在は一般的なプラスチックであるポリプロピレンを使用している。
将来的にバイオマス素材での食器づくりも考えている。例えば,九条ネギは出荷前に外側の葉を5枚取ってから出荷している。そういった廃棄される野菜などが使えないだろうかと考えている。

【質問】
マイクロプラスチックが人体に影響を及ぼした報告はあるか。
《山川教授からの答え》
人間への影響の報告例は,今のところないようだ。しかし将来はわからない。世界は予防原則で動いている。

終了時間(16時)を迎え,全3回の講座を終了した。
この後,講師を囲んで有志で懇親会を催し,交流を深めた。

以上

参加者アンケート(提出43枚)のまとめ

アンケート記述内容

今日得られたもの。今後活かしたいと思われたこと
・外国の例もたくさん聞け,成功事例も聞けて良かったです。日本の場合,もしかしてdesignやかっこよく見せた方が広がるかもしれません。
・Reduceを第一目標として推進していく方策を進める。そのためにも「省力化を総合的に科学する」プロジェクトを実行に移していく。具体的には使い捨てにつながるOneway用途から管理された長期用途にシフトする。
・プラスチックに対する世界の使用動向を理解しました。
・第1回から参加させていただいて大変勉強になりました。ペットボトル飲料については,ずうっと気にかけていたので,特にマイクロプラスチックと海の魚たちのことでは,今後私自身がどのような活動を推進するのか,少し見えてきました。第1回の後,真鱈をさばいた時に鱈の胃袋の中からマイクロプラスチックを見つけました。先日はナメコの腸からも出てきました。
・「便利だから…」だけではいけないのだと思いました。子育て中の方々は,何かと時間が子どもにとられ,”便利な”物を使うことになるでしょうから,それ以外の人は,できるだけ使い捨てやPETを控えるようにしていければと思います。
・身近なところから,活動していければいけないと痛感した。社会の仕組みを変えていくことも重要である。
・世界の脱プラスチックに向けた取組や,規制などの動きがわかり,とても参考になりました。日本は立ち遅れているなと感じます。コンビニでのレジ袋有料化が進めば,随分と良くなると思います。コンビニでの買い物の際は,袋をもらわないようにしたいと思います。
・生分解性プラスチックやデポジットの話は,今後の展望としてすごく希望のもてる話だと感じました。
・使い捨てプラスチックに対する世界の動向を幅広く知ることができた。
・今日勉強させていただいたリユースの活動について,これからも勉強させていただきたいと思います。
・今度フランスに行く機会があるので,その時にフランスの日常生活でのごみについて観察したいと思います。マイクロプラスチック,マイクロビーズのことを聞いて良かったです。知識,情報が増えました。祇園祭ごみゼロ大作戦の苦労話が聞けて良かったです。
・世界各国の取組について知ることができたこと。また具体的な問題を知ることによって,自分の生活の中でするべき取組や行動がわかりやすくなったと思います。
・これまでふわっとしか知らなかったことが具体的にわかって良かった。
・プラスチック製品の制限には,それに代替するものが,身近で,簡単に,安価に供給されないといけないと広がらないことがわかりました。またはインセンティブがあるか。バイオプラスチックや生分解性プラスチックの供給を増やしていくと,売価が下がり安定供給につながると思うので,日本でも推進できたらいいのにと思います。他実験的コンビニの話が面白かったです。日本人は「自己責任」にできない風土があること,食品ロスの議論にも似ていますね!結局売る側の責任が大きくて踏み切れないのです。ヨーロッパのリユース食器,きれいだし,デザインもいいのですが8割が持って帰られて捨てられるので環境負荷は大きいでしょうね。(場外のごみを見ると容易に想像がつきます)
・今後のプラスチックとの関わり方について考えさせられた。また「あるべき社会」の実現に向けて何ができるか考えていきたい。
・国際的動向(日本の法規制,取組が遅れているなと思いました)。バイオマスプラ,生分解性プラスチック,コンポスタプルプラ,それぞれの違いについて理解できて面白かったです。プラスチックがある程度必要であるという認識を持ちつつ,排出量を最小化する仕組みが必要という指摘に強く共感し,仕組みづくりのプロセス検討に関わりたいと思いました。ヨーロッパで普及するリユースカップの在り方と,2Rに重点を置いた祇園祭スタイルのジレンマについての話を聞けて,悩ましいなと思いました。
・マイクロプラスチックが海ごみとなり,海の生態系に悪影響を与えることがとても勉強になりました。
・バイオプラスチックと生分解性プラスチックの違い,「使い捨てプラスチック」の定義。
・人あるところごみありですね。3回のセミナーで知り得たことが多くありましたが,悩みも深いです。
・ごみ問題もマイクロプラスチック問題も,根底から減らす方法を日常生活から考えていく必要がある事を改めて感じました。
・世界中で容器包装プラスチック削減に向けた施策が取られて,関連する様々な取組がなされていることが分かった。
・「海外の取組と日本の取組の違い」,今後ブログ等でまわりの人たちに伝えていきたい。
・リユースの世界先進の取組が少しわかりました。
・山川先生のお話により,世界の現状についてとても勉強になりました。太田さんのお話は現実の活動を通じて,自分がどういう活動をしていくべきかとても勉強できました。全体を通じて,否定することはとても簡単で,では私はどのような活動をしていくのか,どう広めていくのかを考え,行動していくことの大切さを感じました。否定でなく,どうすればよいのか,一緒に考えて行動していきたいと思います。
・使い捨てプラスチックの日本の動向が少しわかった。どうして他国のように大胆な政策がとれないのか。
・海洋ごみと都市の発展(経済)の因果関係を知ることができた。日本の環境対策の遅れも知ることができました。
・マイボトル,マイカップの普及進展に衛生問題もある事を知った。
・バイオプラスチックが,必ずしも生分解性プラスチックでないことは,今日初めて知った。コンビニ業界の「レジ袋をなくせない」という言い訳は,子どもたちに恥ずかしいと思いながら確認しました。ごみ問題に対してみんなが真剣に考えないと減らないし,解決できない。そういう観点では私たち自身の問題ですね。ごみの大きな山をかき分けて行くと,一番下にチリトリが出てくるという話は,すごく皮肉な話だと思いました。リユースが「ごちそうさま」「ありがとう」という会話を生むという話は良いですね。ただなかなか広まらないですね。
・多くの事例をおしえていただき,参考にしたいと思います。
・外国のリユースカップの話はおもしろかった。
・世界のプラスチック削減の現状がよくわかりました。日本がとても遅れていることも…
・2R(リデュース,リユース)について,大変参考になる話で,今後の活動に具体的に参考になる事例を聞くことができ,良い時間を過ごさせて頂きました。ありがとうございました。
・本日のセミナーのメインワードは「Re-Use」。前回は「Reduce」。目的は同じ。いかにプラスチックごみを減らすか。Bestmix案を考えないといけない。
・引き続き,ペットボトルの問題について考え,使用しない方向にもっていきたい。
・2月最後の日曜日に,地元の環境イベントでリユース食器を導入した。小規模なものであったが,手ごたえを感じている。今後もっと大きなイベントや広域で導入していきたい。祇園祭や外国での例がモチベーションになった。
・海外でレジ袋に対して,対策を打っていることを知ることができた。日本はその点に関して,まだまだだと実感した。自動販売機がありすぎるのも問題だと思った。祇園祭で,露天から出るごみは実は3割程度だということが驚きだった。明日からベトナムに行くので,ごみという面からベトナムという国を見てきたい。
・日本と海外の脱プラスチック対策を比較して,日本がまだまだプラスチック製品に頼っている国だと理解した。自分たちに今後できることは,いかに自分のライフスタイルをプラスチック製品から独立させて生活するように取り組んでいくこと。けどそれだけでは物足りないような気持ちになり,他に自分にできることはないのかと疑問に思った。屋台やお祭りへの意識の持ち方が変わった。
・脱プラスチック,脱使い捨てという点で,日本は世界の動きと比べて遅れていると感じた。自分でできることから始めることが必要で,みんなにPRしていきたい。
アンケート記述以上

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