立派な茶器や,高価な茶道具など全く所持していませんが,27年前に亡くなった母が遺した茶碗を紹介いたします。
私の母は,華道の師範資格を取得(未生流)していましたが,茶道も裏千家で修養していました。茶道の方は「お金が続かない」と言って師範取得は諦めていましたが,老舗料亭でお点前を披露するようなことをしていました。それが母の誇りでした。
写真の茶碗は,高いものではないと思います。銘はなく,富士の柄の方には,「良楽」の刻印があります。傷一つなく今に至っていますので,そのことを「自慢」いたします。