鳥羽・蹴上の水道施設一般公開で「おいしいお茶の淹れ方講習」を実施しました。

ゴールデンウィーク期間中,京都市上下水道局が,鳥羽水環境保全センター(南区)と蹴上浄水場(東山区)の市民向け一般公開を開催しました。その会場に,京都市ごみ減量推進会議(以下,本会議)から「おいしいお茶の淹れ方講習」のブースを出しました。

京都府南部の茶原郷「和束」で,この春採れたばかりの新茶を用い,日本茶インストラクターに指導してもらうという企画です。指導は日本茶インストラクターで京都府認定宇治茶伝道師の松石三重子さん,日本茶インストラクターの松石博美さんにお願いしました。4月30日(鳥羽)と5月5日(蹴上)の2日だけの出展でしたが,計272名が参加してくださり,5月5日(蹴上)には,京都・ミスきものも来場し,受講してくださいました。

事前予約は取らず,当日施設見学に来られた方に声をかけ,10人程度集まれば講習を始めました。当初の想定来場者は各会場80人でしたが,多くの人が次々とブースを訪れ,想定の1.5倍以上の方が講習を受けてくださいました。

「ごみ減量をすすめる団体が,なぜ『お茶の淹れ方』なのか」については,これまでにこのサイトで何度か案内しています。近年ペットボトル飲料で増え方が著しいのが,緑茶飲料とミネラルウォーター。一方,茶葉から淹れた茶(リーフ茶)の利用は大きく減っています。使用済みペットボトルのリサイクルは普及しましたが,多くの問題も生まれています。

お茶の淹れ方講習の後,短時間で,茶葉の消費が減っていること,茶葉消費の急減やリサイクルの問題などを伝え,リサイクルより大切なリデュース(発生抑制)の意識普及に努めています。このような茶会を,本会議では「2R茶会」と名付け,人が多く集う場で開催しています。

全参加者からアンケートを提出していただき,両会場とも「今後のリーフ茶の利用」について,9割近くの人が「確実に増えそう」または「増やしたいと思う」と答えてくださいました。鳥羽の会場では,「ふだんのペットボトル飲料(緑茶に限らず)の利用は?」の問いに,「よく利用する」と答えた人が約2割でしたが,「今後のペットボトル飲料(緑茶に限らず)の利用は?」に「よく利用する」と答えた人は,7.6パーセントと6割以上少なくなりました。

参加者の1人から「このようなごみ減量の伝え方はすばらしい」とのメッセージをいただきました。
以下はアンケート結果をまとめたものです。図をクリックすると大きくなります。
また両会場とも,「今後のリーフ茶の利用は?」の問いに,9割近くの人が「確実に増えそう」「増やしたいと思う」と答えてくださいました。

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