店頭で売られているお茶の価格を調べてみた
缶やペットボトルに入った緑茶の価格は…
リーフ茶の利用を,「お財布の負担」という視点から見るとどうでしょうか。まず,缶やペットボトルに入った緑茶と価格比較をしてみましょう。湯呑み1杯が100mlとして,100ml分の価格を割り出すと,以下のようになります。
自販機では,ほぼ上段の価格で売られていますが,スーパーマーケットでは,より安く売られています。下段は京都市内の店頭価格とネットスーパーで売られていた小型ペットボトル入り(500〜525ml)と大型ペットボトル入り(2ℓ)の平均価格から100mlあたり価格を割り出したものです(税抜き価格)。それぞれ17.2円と6.2円でした。(いずれも平成28年10月現在。トクホ茶などは含まず。)
リーフ茶の価格も調べました
リーフ茶には様々な種類があり,それぞれの茶種の中でも品質や容量が多々あります。そのため比較は難しいのですが,京都市内のスーパーマーケット6店とネットスーパー2店で売られている緑茶の価格を,茶種ごとに調べました。すべての商品を調べたわけでなく,店頭に並ぶ商品も,売価も変わるので,あくまで参考程度に見てください。
番茶(6品目)の平均価格から,1杯(100ml)あたり価格を割り出したところ6.1円でした。この場合必要な茶葉を3gとして計算しました。同じように,ほうじ茶(17品目)は8.4円,煎茶(18品目)は17.5円,「緑茶」という表示で売られていた42品目は19.1円,玉露(5品目)は27.1円でした。(上表参照)
リーフ茶の方が安いよ
番茶やほうじ茶は,小型ペットボトルで飲むよりはずっと安く,番茶は大型ペットボトルより若干低価格でした。日常使いするお茶は,リーフ茶利用が,缶やペットボトル入り緑茶よりもお得です。
煎茶や「緑茶」,玉露はペットボトル緑茶より一見高額に思えますが,自販機で買う小型ペットボトルより安く飲むことができます。何より良い茶葉ですと,二煎目以降もおいしくいただくことができます。一杯あたり価格を2や3で割ると,高額と思っていたお茶も,手ごろな価格だと気づきます。
資源ごみ袋代も節約できる
もうひとつ見逃せないのが,ごみ袋代。良い茶葉は,茶を抽出した後,食べることができます。となるとごみはゼロ。缶やペットボトルは,京都市の場合,資源ごみ袋に入れて排出することになっています。リーフ茶を利用すれば,資源ごみ袋の購入費用も節約できます。
リーフ茶の利用は,財布にもやさしい。(2016年10月24日公開)